実験

炭酸ガス封入実験

 

突然ですが炭酸ガス施用って知ってますか?(ドヤ顔)

本田みは先週知りました。

 

炭酸ガス施用とは?

密閉された空間で植物が盛んに光合成をおこなうと炭酸ガス(CO2)濃度が低くなり光合成が鈍る。そこでLPガスを燃焼させるなどして積極的に炭酸ガスを施用する技術。

 

 

らしいです。要は二酸化炭素を沢山入れてやると植物は元気に育つよってことですね。

 

 

ハウス栽培のトマト農家がこの方法を用いてCO2濃度8000ppmで栽培したところ収穫量が倍増したという話もあるみたいなので我が家の実生イオナンタたちにも試してみようと思います。

 

 

 

実験に取り掛かる前にまずは大気中に二酸化炭素がどれくらい含まれているのか調べました。

参考 気象庁: 二酸化炭素濃度の経年変化

ここ数十年ずっと右肩上がりに増えてますね。現在の地球の二酸化炭素濃度が大体400ppmくらいだということが分かりました。

 

 

400ppmってどれくらいなんや?ってことで計算。

 

1Lのビンに空気を入れたとするとそのうち0.0004Lが二酸化炭素という計算に。(簡単のため0℃で計算)

 

ちなみに僕が無菌播種に使っている0.25Lサイズのビンだと0.0001Lの二酸化炭素が入っていることになります。

 

 

 

 

少なっ!!

 

計算ミスってるんじゃないかと不安になるくらい少ないです。

この少ない二酸化炭素を懸命に取り込んでる植物たちはすごいなぁ。

 

 

 

 

 

 

次に炭酸施用に必要な8000ppmだとどれくらいなんや?ってことで計算していきます。

8000ppmだと1Lに0.008L、無菌播種に使ってる0.25Lのビンだと0.002Lの二酸化炭素が入っている計算になりました。

 

 

 

 

 

ここまで計算できればあとは簡単!無菌播種のビンに0.002Lの二酸化炭素を入れればいいだけです。0.002Lの二酸化炭素はだいたい0.0039gなので0.0039gのドライアイスをビンにぶち込むだけ!!(圧力変化は無視)

 

 

 

 

 

 

 

そしてぶち込むためのドライアイスを買いに行く道中、致命的なミスを犯していることに気が付きました。

 

 

 

 

 

 

そういえば培地が入ってるやんけ!

 

 

 

ってことで培地が入ってる分体積減らして計算しなおします。

そしてここでまた大変なミスに気が付きました。

 

 

 

 

そうです。二酸化炭素は水に溶けやすいんです。

ということはほぼ水で構成されている培地にめっちゃとける!

 

 

 

普通の人間なら心が折れて3日は寝込むところですが僕は全く動揺しませんでした。

 

なぜならこの分野、大学で6年勉強してきたんです!(2留)

 

 

そしてこれは偉大なるヘンリーの法則

 

 

 

おもむろに当時使っていた教科書を開きました。

 

 

 

 

暗号が書いてありました

 

 

ナポレオンだか誰かの名言で考えるな行動しろってのがあったと思います。

僕も何も考えずにセブンイレブンで炭酸水を買ってきました。

 


ドバドバどばー

 

 

 

なんかめっちゃシュワシュワしてる…

 

炭酸水はpH5前後とか聞いたことがあります…

まあいいや。

強く生きろよお前ら!!

 

おわり。

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